野球ドラマは日本人の心をつかむ

野球のドラマは過去にいろいろありました。

かつてアニメで描かれた野球漫画が青年たちの心に感動を与えていた時代がありました。
団かい世代はなんといっても「巨人の星」
梶原一騎、作画:川崎のぼるによる日本の漫画作品です。
テレビで放映されたのはもうかれこれ46年前の話です。
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※巨人の星は1968年から3年の間日本テレビで放映

その後は、アニメ侍ジャイアンツ
水島新司が描いたドカベンや男ドアほう甲子園、あぶさんなどの野球漫画が一世を風靡したこともあります。
タッチ、メジャー、ダイヤのエースとなると今の若い世代に通じてくるでしょうね。

そして、テレビで野球ドラマとなって放映されたのは
以下のように結構ありますよ。

`野球を扱った日本のテレビドラマ

●ガッツジュン
  1971年4月11日から11月21日までTBS系 全33話
●がんばれ!レッドビッキーズ
  1978年1月から12月まで放送
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●草野球・草家族
  1980年1月14日から同年7月14日までテレビ朝日系で放送。全25話。
●さすらいの甲子園
  1980年8月14日に日本テレビ系『木曜ゴールデンドラマ』にて放送された単発テレビドラマ。
●それゆけ!レッドビッキーズ
  1980年8月29日から1982年3月28日まで放送
●だから青春 泣き虫甲子園
  1983年6月14日から10月11日放送、全13話。テレビドラマNHK少年ドラマシリーズの最終作品
●おれたち夏希と甲子園
  1982年8月2日から6日 全5話。、NHK少年ドラマシリーズ
●野球狂の詩
  1985年1月7日、フジテレビ系列「月曜ドラマランド」
●タッチ
  1987年6月1日にフジテレビ系列で19時30分から20時54分までの月曜ドラマランド枠で放送
●必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー
  1987年10月2日 放送 時代劇。テレビ朝日系列 主演は藤田まこと。
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●コーチ  
  1996年7月4日から同年9月19日まで、フジテレビ系で放送。全12話
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●最後のストライク
  2000年7月28日にフジテレビ系列の「金曜エンタテイメント」枠にて、『最後のストライク 〜炎のストッパー津田恒美・愛と死を見つめた直球人生〜』のタイトルで放送
●木更津キャッツアイ
  2002年1月18日から3月15日まで放送 TBS系列の金曜ドラマ枠
●ワンダフルライフ
  2004年4月13日から6月29日まで、フジテレビジョン系で火曜日21:00 - 21:54に放送。全12回。
●H2〜君といた日々
  2005年1月13日から同年3月24日までTBS系列で木曜22:00 - 22:54に放送。全11話
●アストロ球団
  2005年8月からはパーフェクト・チョイス、テレビ朝日系でテレビドラマが全9話で放映
●ドリーム☆アゲイン
  2007年10月13日から12月15日まで放送。全10回。日本テレビ系列で
●フルスイング
  2008年1月19日から2月23日までの毎週土曜日に、NHK総合テレビとBSハイビジョンで放送。全6話。
●バッテリー
  2008年4月3日から6月12日まで放送 NHKの新設連続ドラマ枠『ドラマ8』
●ROOKIES
  2008年4月19日から7月26日まで毎週土曜日19:56 - 20:54(JST)に放送。TBS[注 10]系列で
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●卒業ホームラン
  2011年3月23日の21:00 - 23:08(JST)に、テレビ東京系列で放送。
●あっこと僕らが生きた夏
  2012年4月14日・21日の2週にわたって前後編の全2話が放送 NHK「土曜ドラマスペシャル」枠

これほどまでに野球が日本人に愛されています。

野球は9人でおこなうスポーツ。
特に投手は試合の勝敗の8割を決めてしまうほど重要なポジション

日本では国民的スポーツとして親しまれ。特に春と夏に行われる高校野球の人気は今も盛り上がりをみせています。

世界的に見れば、野球を好む国というのはそう多くありません。
それは、この競技がいろいろな道具を必要とし、気軽に取り組めないというのと
スピード感に乏しく、見ていても間延びしてしまうせいなのかもしれません。

特に日本の野球は投手が一球一球考えながら投げるあまり、時間がかかりすぎるとの声が上がります。

ドラマで野球が扱われる理由

しかし、ドラマや映画となりますと、見方が変わるのではないでしょうか
あの、独特の間合いがなんとも見ている人に緊張感を与えます。
日本人にとって、野球は真剣勝負の武道に似たところがありますよね。

かつて巨人の星というテレビで放映されたマンガでは
一球投げるたびに投手とバッターの心理戦が繰り広げられ、
目に炎がともり、緊迫した場面を演出。さらに投手がボールを投げたとたん、そこでその日の番組は終わり、次週の放送に持ち越されるといった引っ張り方が平気でやっていました。

今だったら視聴者はしびれを切らし他の番組にチャンネルを変えてしまうでしょう

ドラマを作る側から考えてみれば
こういった間合いで時間が稼げるということは、そこに、いろいろな意味を盛り込むことが可能であるということでしょうか。
演出のやり甲斐もあるというものですかね。

野球は人間社会の縮図

そして、チームワーク
投手のような、常に脚光を浴びるポジションがあるかと思えば、外野を守る選手は
それとは対照的に目立たない。さらに監督がいて、ベンチを温める補欠選手、マネージャー、チームを応援する人々。
ほかのスポーツ以上に人間社会の縮図のような環境が野球というスポーツにあるからこそ、ドラマで扱うようになるのだと思います。

今春から始まる二つの野球をからめたドラマ

さて、年度が変わる2014年4月、続々と新番組が立ち上がる中で
日本テレビと、TBSが野球をからめたドラマを開始しました。

TBS系では 唐沢寿明さん主演のルーズヴェルト・ゲーム
初回4月27日(日曜)午後9時スタート
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倒産の危機に瀕した企業の社長を唐沢さんが演じるのですが、
異例の人事で社長に抜擢されるという設定で始まり、会社(青島製作所)再建に乗り出す細川は野球部の廃部を提案し、ドラマが展開していきます。

このドラマの場合は野球自体に焦点をあててはいないものの、題材として使っているという点

一方、すでに日本テレビ系で4月12日から毎週土曜日午後9時放映でスタートした
嵐の二宮和也さん主演の「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」
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こちらは3年半ぶりにドラマ主演となる二宮さんが、1年だけ高校の
臨時教師と弱小野球部の顧問を任された男に扮し、生徒たちの成長を描いたバリバリの青春ドラマの仕上がり。

テレビで野球を題材とするドラマが登場するのは2年ぶり。
さて気になる視聴率など、話題はどちらに軍配があがるやら。
楽しみです。

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