平成26年11月17日 第2弾のご当地ナンバーがいよいよ開始です。

今回の注目はなんといっても、東京都内の2つの区である杉並区と世田谷区に
ご当地ナンバーが登場したことではないでしょうか。

東京都23区内には品川、練馬、足立の三つがあります。
そのうち最も人気があるのは品川ナンバー

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練馬は埼玉と隣接していて、田舎くさいというイメージを持たれ
足立は、ワイルドで、感情的に「いやだ」という人が少なくありません。

ここ最近豊洲や、有明地区の開発が進み、高層マンションも多数出現してきましたが
江東区であるため、自動車登録をすると「足立ナンバー」が振り分けられます。

だから

俺のポルシェに「足立」はないだろう’

と言って、この地区への引っ越しをあきらめる人もいるというのですから
結構ナンバープレートにこだわる人がいるんですね。

ポルシェ.jpg


ご当地ナンバー登場のきっかけ

そもそもご当地ナンバーが出てきたきっかけは何でしょう。

1994年に神奈川県平塚市に自動車検査登録事務所が設置されて
新たに「湘南ナンバー」が登場したのですが、
その「湘南」からくるイメージ、インパクトの強さが全国に影響を与え
地方の新興を考える自治体から、
自分たちの地域にも特有のナンバーがほしいという要請があったことから
端を発したといいます。

なるほど、たしかに車のナンバーは
地域の動く広告塔の役割を果たしてくれますよね。

ご当地ナンバーは選択制ではない

ところで、このご当地ナンバーは、ナンバープレートの数字と違って
既存のものとの選択はできないのです。

新車や中古車、輸入車を購入する時に
ナンバーがなければ、ご当地ナンバー該当地区での登録の場合、
その新たなご当地ナンバーが振り分けらることになります。

ただ、現在のナンバー、たとえば世田谷区にいても
自動車登録の内容が変わらなければ、そのまま同じプレート(品川ナンバー)を
使用することが可能となります。
車検を通してもそのままだというのですね。

世田谷と練馬、どちら人気を得るだろうか

このご当地ナンバーが認可される地域には条件があります

まず、基本的に地域の住民の賛同を得ていなければなりません。
この点においては世田谷も杉並も問題はないのですが
世田谷区民の方から、ご当地ナンバーの決定まで
反対派の声が結構こだましているようなのです。

品川ナンバーの方が良いという声が大きかったり
車の所有者が世田谷という地域に限定されるため
個人情報や偏見による犯罪の心配などがあるという点です。

確かに世田谷地区は、有名人が多く住んでいて、
何かとマスコミに取り上げられる地区
心理的な不安からではありますでしょうが
手放しに喜んでいるのではないということがわかります。

一方杉並区の場合、
これとは反対に、練馬ナンバーからの脱却という点で
杉並ブランドとして、
都会的であり、ハイソな雰囲気をイメージさせてくれると
ホクホク顔だというのです。

良し悪しは人によって千差万別ではありますが

どちらにしても、しばし車のナンバープレートで話題が盛り上がりそうです。

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