チャゲアス ASKA 保釈後、病院でどんな薬物治療をするのか?

チャゲ&飛鳥のASKA(本名宮崎重明)が
警視庁湾岸署より保釈された後、治療のため千葉市の国立病院に入院したといいます。

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次の公判は7月28日を予定しているそうですが、

さて、どうやって今後この薬物使用によって汚染された体をもとに戻し
更生させていくかが注目されるところですね。

普通に病院で薬をもらって治す病気と違い
薬物によって犯された、いわゆる体の機能をつかさどる脳の障害を治療していくため
現在では、脳科学の最先端研究をもとにして開発された
方法で治療が施されているといいます。

現在、専門家は以下のような治療法を活用しているといいます。


1 条件反射制御法

手の指などを動かしながら、まるで自分におまじないをかけるように
「自分は覚せい剤をやれない」といった、念仏ににた暗示を自分にかけて
薬物使用の欲求を抑えるという治療方法。
ある動作を繰り返すことにより、その動作から脳に刺激を与えていくというものです。

2 疑似接種

これは薬物使用時に使われる道具(注射器やあぶりだす器具など)を
実際に使用してもらい、疑似体験させるのです。
薬物使用を辞めたいという気持ちと裏腹に、注射器を見たり、
薬物使用の話を聞いたりしただけで、過去の薬物使用時の記憶がよみがえり、
再び薬に手を付けることが多いという傾向があるため、

実際の道具を使用し、疑似的に使用環境を作り出して、
そのような手を使っても一向に薬の効果は表れないということを
脳に徹底的に覚えさせるという方法なのです。
200回以上行うことによって効果が表れるといわれています。

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3 想像接種

これは、薬物入手の経路から使用するところまでの場面を、
頭の中で繰り返し詳細に想起させるとともに
そうやっても薬物を購入し使用できないことを脳に刷り込むという方法です。

街で売人から入手する自分の姿、購入した薬を服用する姿などを克明に想像させて、
そうやっても薬物はもはや自分の手に入らないということを脳に叩き込んでいく

まさに「脳トレ」ですね。

即ち、こういったことを一日の治療の中で繰り返し行いながら
脳にインプットされた薬物使用による記憶と刺激を削除していくという
気の遠くなるような治療を継続させていかなければならないというのです。

本当に更生は可能なのか

薬物使用の期間が長ければその分、自分の気持ちに反して体が欲しがるという
恐ろしい薬物使用の後遺症
幻覚(幻視、幻聴)といった禁断症状とも向き合っていかなければならないというのですから

ある意味ASKAにとって 世間を騒がせたものの、
このように発覚し、検挙され更生の道を示されたのは、本人にとっては幸せなことであり
彼だけでなく、周囲の関係者も救われたのかもしれませんね。

社会に与えた衝撃をもって
健常者や、まだ検挙されていない薬物使用者たちに対する「悪い見本」として、

しっかりと教訓としなければならないと思います。