24時間テレビを見ていてふと思い出したのが、児島よしお。

熱湯コマーシャルで、ダチョウ倶楽部の上島竜兵と絡んでいて、次第にヒートアップし「熱湯コマーシャル」用に用意されていた熱湯の中にダイブ。
ところが、「熱湯の中にいる」ことを忘れてしまったかのように、全く暑がるそぶりを見せずに、「熱湯なんて関係ねぇ!」とネタを連呼したわけです。

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もうかれこれ5年前になるからはやいものです。
当時またなんておバカな芸人が登場しただろうと、目を覆いたくなるような気持ちにさせられたのを覚えています。

ところが、彼の出身大学は早稲田。初めて聞いたとき、一瞬耳を疑いました。
えっ、早稲田?

高学歴にも関わらず、どうしてあのような芸を一般大衆に披露するのか
その心理を真面目に探ってみたりもしました。

よく若者たちが「目立ちたい」一心で突拍子もないことをやりますが、
彼もそのたぐいだったのでしょうか。

私は特に芸能界に出てくる人たちのきっかけやその動機に大変関心を持っているひとりです。

暗記が得意な人は受験勉強に強いといいます。
また、集中力や、瞬発力のある人も結果を残しています。

彼がその方面で秀でた才能を持ち合わせていたのかもしれません。
そんなの関係ねえ という流行語を生み出したのも
ちょうど世の中が閉塞感に満ち溢れたところに

人々が大声で叫びたい言葉であった「関係ない」を
独自のスパイスをかけて言い放ったところが大衆受けし
ユーキャン新語・流行語大賞2007の受賞にも到ったのでしょう。

あれから5年が経過し彼は成長し、一皮むけたのでしょうか?
一発当てたことによるブレイクを経験すると
さらに後続を期待し、さらなる改良と工夫を凝らします。

しかし、結果はどこまでも大衆が評価するため
努力に応じて結果がついてくるとは限らないわけです。

その後何度か彼の出演をTVで目にしましたが、
体を酷使し、笑いを引き出そうとすればするほど空まわって
白けたムードを作ってしまっているのでした。

芸人としてまた再びお茶の間を沸かすことができるのか
このまま一発芸でおわらないことを、誰より本人が強く望んでいることでしょう。

高学歴を持っているのだから
知性を生かした切り口を変えた芸をやってみたらどうかと、勝手に思っています。

芸能界の浮き沈みは、実に厳しいものがありますな。

彼らの苦労に同情します。

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